神社での修行の体験記。普通じゃない。経験。

今から少し昔、紹介によってある神社さんに　修行に行くことになりました。修行って何？　何するの？と思われると思います。わたしの場合は、自分の精神をちゃんとする為になので、お金はこちらから払い、学ばさせてもらうと言う目的でしたので、普通のご奉仕とは違うものでした。

すこし、普通とは違う修行でした。行ってみてと紹介され、断る言葉も見つからず、その時は行きました。

ある神主さんの家にて色々な事を教えてもらうと言う、これこそ普通とは違うものでした。お金は、その神主さんにお支払いしました。

車で高速で四時間程かかる所でしたので、土日を使い　月に一回か二回通っていました。もちろん　日帰りではきついので、一泊します。

お掃除をしたり、それが終わると食事。数人いるので、共にとる時もありました。その後は

色々とお話しを聞いたり、祝詞を教えて頂いたりします。もちろん奏上して覚えます。普通は自分で書いてするものですが、違ったやり方でした。それも言えずに。

白いふるものを「おおぬさ」と言いますが、自分で作れるように学びました。

この時、違う仕事をしていたので土日の休みを利用して行きます。

高速代とガソリン代、そして宿泊代、食事代など考えるとかなりの金額が毎月かかり、そして四時間と言う運転で途中眠くなり、サービスエリアに寄って少し寝てから運転。

日曜日帰るとすぐに次の日は仕事。まだ今より若かったのもありますがそれでも、段々きつくなっていきました。

そんな時、年末の大祓の儀式を、横で名前を読み込みするのを頼まれました。

申し込まれた方の住所とお名前でした、

するとそこに、いつもいらっしゃる女の方がすぐ近くに座りました。前では儀式をしていて、神聖な感じ。その時、その女の方の近くに男の方を見ました。私は、ん？誰？と目を凝らして見ると　男性の方が寂しそうに立っているのが見えました。

なんで？　今、お祓いしてるのに入れる？の？と　それはそれは不思議にその時思いました。それも　入ってはいけない場所になってるはずなのに。

すぐに違うものが見えていると察しました。

その又近くで、写真を、撮ってる方がいました。私は、終わった時写真の方に声かけ、撮った写真を、見せて欲しいと、カメラを貸していただき、見ました。

女の方の近くで　寂しく男の方が写ってないかと。

よーくみて、写真のところを指で大きくして見ました。すると、うっすら男の人が、写っていました。それを、女の方に聞いてみました。これ誰に見えます？と

すると、別れたい主人です！！と話され。それは生きている方でした。でもね、寂しく見えました。

この時私は人生初の生きてる念を肉眼で見ました。

怖いと思うかもしれませんが、まだ、ここからわたしの持ち前のクールな考え方。

なんで、結界はってあると言われたのに、その中に入ってこられるの？

なんで？儀式やってて、それもお祓い。なんで入れるの？

なんで？祓えないの？ガッツリ⁉　神主さんが１メートル位にいるのに　祓えないの？

なんで、誰も気づかないの？　

と、もう年末の夜中。寝ていない。疲れた身体に　このなんで？の気持ちばかりが、頭をよぎり

四時間もかけて毎月来て、お金を大変使い　結果、生きてる念も入ってくる。それに他の人にも！と　その時は、見えてしまう事のOFFが自分では出来なかった時期なので。ありとあらゆるものが、余計　神社の修行となると研ぎ澄まされ、誤作動が働き、鮮明になりすぎて

そして、その男人は見えた後、自ら命を経ったと聞き、なんで？そーなる？なんで？

疲れも出た

そうだ、家に帰ろう。

もう、ここむりだ。

と決心。お正月でした。帰りは眠くなり、又サービスエリアにて少し休み、又出発。得る事は特になく、それより更に研ぎ澄まされ、見えてしまい、コントロール不可能。

だめだ。何やってる。これでは自分おかしくなる。これは修行ではない。無償で　お金を使ってやる事ではない。

と学び

縁を切りました。何も無駄な事はないとは思いますが、一年間くらいの普通ではない修行でした。

そこの神主さんご家族は、優しくしてもらいましたが、長居は無用！と、この決断は今思うと、かなりの良き判断だといえます。

この寂しく見えた方の末路を聞いてから、人を頼らず自分でどーにか感じない自分を普段作らないとならないと思った瞬間、OFFのスイッチができました。

誰かに教えてもらおうとした自分に反省し、自ら生み出さないとならない。ここら辺から誰かに頼る事は一切なくなり、あみだす、生み出す事をするようになりました。

何か道に迷ったら「修行！」って言う名前に憧れると言われた事がありますが、私は日々の社会の中の生活の方が修行だと思います。

山に近いところで、掃除をしたり何かを読み上げたり。これ、誰でもできると思います。逆に、それだけやっていればいい。

少し病んでいる人なら日頃の生活でない事をして、あースッキリしました！となるかもしれませんが、いつもの世界と違う空間だから、発散できる。それだけかなーと思います。

社会の中で　仕事で人間関係きつい中頑張ってる　暑い寒い中で　体を使って頑張る　売り上げあげるように神経使い、お給料をもらう、それの方が修行だと思います。

滝に打たれようが、正座しようがお金を稼ぐ方が世の中大変。山にこもって何かしている場合ではない。

子供を育てないとならないのに、お金ここで使ってる場合ではないと目を覚まし、短い修行の終わりを迎えました。

あの時、紹介するからと言われた時、断る勇気が、あれば。

一つ一つ断る勇気を学んできて。。。

その後、自分で貫く頼る事をしない、真面目な神主へとなりましたが、

結構断れない性格が仇となり、ノーが言えない日本人代表として、その後も痛い目にあってきました。

が、なんでも経験　なんでも学び。なんでも人生。です。

早めに縁を切る！勇気これも痛いほど学びました。

ありがとうございました。何かの心のお役に立てれば。

K